正男ちゃんの本箱

正男ちゃんと呼んでくれるのも今はもう父方の甥と姪のふたりだけ、で命名してみた。

老いの繰り言

6月14日

 妻が緊急入院した。ろれつが回らないといのではないが明らかに普段のしゃべり方と違う。

で、市内の総合病院に次女の車で行ったところ、CT検査の結果脳の右の箇所に

梗塞が見られるとの所見。翌日MRIの検査をして入院と決まった。治療が始まる前に何枚の同意書にサインしたか。医療事故や訴訟に備えるためとも信じたくないが、辛い時間が始まった。

5月20日

 グラウンドゴルフを楽しんでいる。

 月曜日午前の町内の神社境内の特設コースと金曜日午後中学校テニスコートを借りてする週二回。前者は元々グラウンドゴルフなどはやる前からの神社の境内。ここに4ホールを作った。後者は4面ほどあるテニスコートの外周を利用したもの。生徒の授業中の時間に年寄りが使用する。部活で生徒らが使用するといえば孫優先のテニスコート

我ら退散だ。グラウンドゴルフはボール1個とクラブ1本があればいい極めて安上りの

遊びだ。

3月19日

昔から暑さ寒さも彼岸までという通り、3月も半ばに庭に生えた草も緑を

増している。去年秋に買っておいた種の出番だ。トサカケイトウとトロロ。

2月25日

 グラウンドゴルフのハーフタイム中に仲間が3回目のコロナワクチン接種の予約が中々取れないとこぼす。普段からインターネットには縁が無いらしい。

で三人の予約を取ってあげた。誰れもかかりつけ医を持ってるが今回は配分量の都合で希望に添えなかったのだろう。かかりつけ医というもの患者の片思いなのかも知れない。

2022年2月5日

 コロナの変異株の感染の猛威は一向に収まらない。医療従事者に次いで優先順位の高い高齢者の小生、3回目の接種は集団接種会場、モデルナ製ということで予約できた。「交互接種」に多少の不安もあるが早いに越したことはない。当日(2月5日)の会場内中の順路は良く考えられていて短時間で済ませられた。

 

2021年6月7日

   6月7日午前。 一回目のワクチン接種(フアイザー製)を妻共々無事に済ませた。誰もがそうであるように打つた左腕が腫れぼったくて痛むが、頭痛や発熱や吐き気などの症状は出なかつた。医者は念のために解熱剤を1錠処方してくれたのだつたが。二回目は3週後の28日。これも何事もなかった。

 

5/19

    コロナワクチンの接種騒ぎが連日騒がしい。医療従事者の次の順は有り難いことに我ら高齢者、まだまだ混乱してるようだ。ワクチンが外国製頼みで我が国の計画通りには入つて来ないのが原因らしい。老生宅では市から届いた接種券の番号と生年月日をインターネットで入力して何とか妻共々予約が出来た。第一回が6月7日、月末には第二回目も接種出来るのだろう。「老いては子に従え」のたとえどおり子供の言うままに従つたのである。後は静かにその日を待つだけ。

21/5/8

 85歳の誕生日を迎えた。父母も兄も知らない、中先生もご経験のない境界に入つたことになる。からだは幸い自由になので目出度い。自分へのご褒美の意味合いもあつて「沓脱ぎ石」を買つて4月30日に据え付けてもらつた。高さ22×横67×巾61cm、150kgの茶褐色の鞍馬石である。

07/19

  夫婦分のコロナ給付金はその一部を子や孫に上げた。その後そのお金がどうなつたかは知らない。残余金はまだ通帳に入つたままだ。で折角のことゆえ前々からほしかった庭石、木の形そのまま石になってしまった珪化木を買おうと思う。生きた証しとして。

06/21

 遠くに住んでる長女が長男と配偶者を連れ高速道を利用して県を跨いで来訪した。

近くに住む二女も長男と人数分の生寿司を持つて来た、生憎と配偶者は勤めだそうな。先日国から貰つたコロナ給付金の一部をおすそ分け。消費に回わせよと。今日は父の日、老生が最年長者・家長である。お酒に縁の遠い彼(彼女)らの中で一人微醺を楽しんだ。

05/28

 申請をしていたコロナ給付金が口座へ振り込まれていた。現役世代の皆さんには我ら高齢者の分も含めて、追々返すことになるのだろうが久々の自由に使えるお金だ。

05/14

   コロナウィルス騒ぎで急浮上した給付金の請求を郵便でした。オンライン申請でも出来るとあって、スマホにアプリを入れたり暗証番号のメモを用意したりしたが結局行き着けず、情報技術の粋を結集して出来たマイナンバーは使えなかった。で郵送、創設されて150年?歴史ある「郵便」にお願いした。

05/01

 今日は私の84歳の誕生日。昭和11年5月1日に6番目の末っ子として生まれた。だから新緑の5月は好きだ。この年になると誰もそうだろうが父母も、兄も姉も皆いない。幸いに新型コロナウイルスの感染を疑う13項目の症状も今のところ見られず、庭やクラシックカメラやコーヒー煎りやうどん打ちをして遊んでいる。どなた様にも感謝、感謝である。

 近くに住む孫(この4月に目出度く高校生になったのにコロナ騒ぎで入学式に行つたきり)から誕生を祝う手製のハガキが届いた。地元の郵便局の4.29 18-24の消印、誕生日に配達されるよう投函したのだろう。そんな配慮も出来るようになった。当人に会つたら絵のようにストライプの入つたシャツと黄色のパーカーを着ていた。茶髪に染めてあるが本人は公立高校の一年生、絵の中だけ操作したらしい。

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04/25

 定額の一律10万円のコロナ給付金が来月にも交付されるという。消費に回るのか貯蓄に回わすのか人それぞれのふところ事情や考えにもよるのだろうが、私はきれいに使つてしまおうと思つている。孫たちが長い時間、その後始末をしなければならないのだろうが。

04/24

 志村けんさんの突然の死に驚いたばかりだが、岡江久美子さんもコロナ感染で亡くなられた。テレビで華やかに活躍する人たちの死は新型コロナウィルスの怖さを身近に感じさせる。

04/14

 13日は時ならぬ強風が吹いた。最大瞬間風速は27.1㍍、4月としては観測史上最大となつたと新聞にあつた。庭に置いた植木鉢や自転車が倒れ郵便受けまでもが落ちた。それにしても庭のタチツボスミレ、随分長い時間風や雨に晒されたのだろうが、朝、何事も無かつたように花を咲かせていた。直した郵便受けに午後固定資産税の納付書が入つていた。

 

04/13

 不要不急の外出を自粛せよとの大号令が国中を席巻している。

人からうつらず・人にうつさせず、一市民としてお上の言うことは当然守ろうと思つている。が幸い杉花粉に鈍感に作られてる身ゆえ、北部の山に拡がる農大の演習林や南部の西から東に流れる一級河川の堤防は格好のジョギングコースだ。しかも今の時期、ミツバや菜の花のツボミが旬。ミツバチマーヤに負けじと摘む。これらの美味は今だけのものである。桜の花は来年も咲くというけれども密かに外出する。

04/08

 小学校時代の同級生からメールに連けい寺の写真が添付されて届いた。

奇しくも仏様の誕生を祝う花祭りだ。小学生の頃にこのお寺の本堂の前に据えられた小さな誕生仏に甘茶を注いだ記憶がある。甘茶を頂いて家に持ち帰つたがさほど美味ではなかつた。

04/07

 近くに住む娘の子の高校の入学式は予定通りに行われたようだ。午後当人から写メールがきた。「3組になつた」と。画像に昔ながらの詰め襟の制服(バッチをふたつ付けて)姿で写つていた。コロナ騒ぎで変則的な式だつたのだろうが、めげずに充実した高校生生活を送つてほしいと心から願う。

04/06

  遠くに住む娘が電話先で「うつると大変だから、ふらふら歩くんじやあないよ」とのたまう。「老いては子に従え」という諺もあるゆえ

反論もせずに、電話では相手も見えないので「承知」と言つている。

しかし、前段はそのとおりだが、後段の「ふらふら歩き」には多少異論が無くもない。そもそも「ふらふら歩く」というのは、歩く目的も行き先も無く、歩く時間や服装や履き物も常識の範囲を越えた状態で歩くことを言うのではないか。私の場合上述のいづれもが「有り」で

決してふらふら歩きしている訳ではない。電話の時間が晩酌を終えた頃、正論を言つてもクダを巻いてるとしか思われないので畏まつて聞いている。

娘だからの直言を感謝しながら。

2020/04/05

   新型コロナウィルスの感染の関連ニュースが連日大きく報道されている。高齢者はひたすら沈静してくれることを祈るばかりだ。感染しないよう、人に感染させないよう自らを律する他ない。三食を家で取り、外出しないことに徹しよう。とは言え出来るかどうか覚束ない。